パーキンソン病の方で睡眠障害を患っている方は意外に多いです。
パーキンソン病の睡眠障害の特徴と解決策についてご説明します。
①パーキンソン病の睡眠障害とは
・日中の過度な眠気
・夜眠れない
・むずむず脚症候群
・レム睡眠異常行動:睡眠時激しい動きで一緒に寝ている家族がケガをすることもあります。
②解決のカギ
1)体の緊張を取っていかにリラックスできるかが良い睡眠の鍵
2)筋緊張が強いとリラックスできない。結果良い睡眠が出来ない
※日中の過度の眠気の原因は、複合的でパーキンソン病のせいか、薬のせいかは
はっきりわかっていない。
③解決策
1)日中の運動量を増やす事がカギです。
セルフトレーニングをお勧めます。
・下肢の運動:
仰向けに寝て、下肢を持ち上げて降ろす。
これを、左右10回づつ交互に行う。
・足指のグーパー運動:
仰向けor座位
足指を力いっぱいグーを握って5秒。
足指を力いっぱいパーにして5秒。
これを左右同時に、10回繰り返す。
・足首回し:
仰向けor座位
出来るだけ大きく足首を回す。
内回し10回。外回し10回。
左右同時に行い、5セット。
・下肢を冷やさない。:
厚手の靴下などで、常に足を冷やさないように
心掛けてください。
これで眠れるようになった方もいらっしゃいます。
・寝る前に下肢を暖かくする:
昔から「頭寒足熱」といいます。
足が冷えていると眠れない事があります。
電気毛布、電気カイロなどで温める事をお勧め
します。
それでも、なかなか解決できない場合は、当院にご相談下さい。
マッサージで色々解決された事例があります。